大阪に在住の版画家 森本由貴子さんのラピスギャラリーで三回目の作品展です。
渋谷芸術祭などでも賞を取られ海外でもその活躍の場を広げられています。
その個性的な作品は熱狂的なファンが沢山!
繊細で・・ユーモラスで・・しかし少し毒のある実力派の作品を是非ご高覧下さい。
森本さんコメント
あこがれのイノセンス その2
<森のなかで、動物たちと楽しく遊びました>
幼い頃、そんな絵本の世界の主人公に憧れを持っていました。
しかし、実際は鳥や野良猫に逃げられるし、飼い犬もなつきません。
山や森林は思っていたより危険で、気軽に遊ぶ場所でもないと気付きました。
実現されなかった幼い頃の憧れは、大人になった私のこころに
『純真無垢・罪のないイノセンスな理想郷』として残っています。
しかし、実際の私は現実的な人間で、純真無垢にも罪がある事を知っています。そんな私が表現するイノセンスはどこか毒や皮肉を含んでしまいます。